2012年11月4日日曜日

ドループ測定してみた(TT-01)

ふと思い立ってTT01のドループを測定してみました。


と、その前に今のTT01のセッティングですが、右コーナー立ち上がりでの巻きの対策のため、左リアのダンパー長を1mmくらい長くし、それにあわせてスプリングの上に1mmのスペーサーを入れてあります。

で、測定結果。

左前を基準(ゼロ)とすると、ザックリ測定で次のようになりました。

 左前: 0mm  右前:+2mm
 左後:+2mm  右後:+3mm

※実際はノギスで0.1mmの位まで測定してます。
※ちなみに、プラスは地面より高くなる方向です。

測定に使ったテーブルが少し湾曲しているようで、左右で差があるのが気になりますが、それ以上に前後のバランスが変。前は左右で2mmの差なのに、後ろは1mm。しかも、左後は1mmくらい下げているはずなのにまだ上に1mm高い。

いくらTT01でも前と後ろで2mmもシャーシのねじれがあるとは思えない。よくよく見るとフロントダンパーステーが少し曲がっているような・・・。これを新しいものに交換して更に平らなテーブルで再測定してみました。

 左前: 0mm  右前: 0mm
 左後:+1mm  右後:+1mm

これでバッチリ左右は揃いました。この状態で左後のダンパーは右後より約1mm程度長い状態です。まあ、以前より少し改善されたし、もともと走りに問題はなかったので大丈夫でしょう。

それでも、前より後ろが上になっているのが気になります。実際、車高もフロントが6mm程度、リアが5.5mm程度とフロントが少し高めです。ただ、CVAダンパーはアウタースペーサーが1mm単位でしか存在しないので、0.5mm単位で調整できないんですよね・・・。

走りにとりあえず問題が無いので、このままで行くことにします。

というわけで、自分の場合は、走らせて調整していたので走り自体に問題はありませんでしたが、走りに左右差があるとお嘆きの貴兄、是非一度、ドループ測定してみることをお勧めします。

ちなみに、測定方法ですが、タイヤをすべてはずしてできるだけ平らなところにおきまして、アクスルまでの高さとかロアアームの下側までの高さとか、サスピンの高さとか、自分で決めたポイントを測定するだけです。


おまけ・・・

ドループ測定してずれていたら、TT01ならダンパーエンドを少しネジってダンパー長を変更して差をなくします。そして、その長さを変更した分だけ、ダンパーのアウタースペーサーを調整します。サスアームにホロービスがあるマシンは、それでドループ調整します。アウタースペーサーの調整は同様に。

その後、セッティングホイール(またはできるだけ新品のタイヤ&ホイール)をつけて、リアだけ持ち上げてゆっくりおろしたときに左右が同時に接地するようにフロントのアウタースペーサーを微調整し、リアも同様にフロントを持ちあげてゆっくりおろしたときに左右が同時に接地するようにリアのアウタースペーサーの微調整をして完了(ツイーク調整)。


蛇足・・・

ドループをあわせるためにダンパー長を伸ばしたりしてばねが遊ぶようになったら、必ずアウタースペーサーを入れてバネがガタガタと遊ばないようにします。バネが遊ぶ状態だとセッティング変更が狙った方向にうまくならない場合があります。

また、ドループとリバウンド量と車高は関連があります。車高を変えてリバウンド量を変えたくない場合、ドループの見直しが必要です。(・∀・)ノ

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